岩多箸店では、錆うるしを使ってお箸に加飾を施しています
今日は何件かお箸の問い合わせがありました。少しづつですが元の状態に戻ろうとしている感じがようやくしてきました。この調子で動いて欲しい。
今回紹介させていただくのは、漆についてです。
写真のドロドロしているものは『錆漆』といいます。主に、漆器の下地などに使う漆です。
この錆漆は、砥の粉に水を合わせたものに生漆を加えたものです。
では『砥の粉』とは何かと言うと、砥石を切り出す時に出る粉です。
難しい専門用語ばかりでわかりにくいですね。
岩多箸店では、この錆漆を使ってお箸を作っています。何種類もあるんですよ。
いろんな漆や技法を駆使して、岩多箸店は今日もお箸を作ってます!
岩多箸店の代表です。
輪島で生まれ、小・中・高まで輪島で過ごし、その時に箸製造の手伝いを経験し、すべての工程を学びました。
金沢大学に進学し、経済学を学び、卒業後北陸銀行に入行。たくさんの方々と出会い、かわいがってもらいました。
16年勤務後、輪島に戻り箸製造の手伝いを始め、先代から経営を引き継ぎ、現在に至ります。
生まれ育ち大好きな輪島から、お箸を熟知して、私たちが作った自慢のお箸を皆様にぜひ使っていただきたいと思います。