「お箸」のことわざを紹介します

今回はお箸にまつわることわざを紹介します

大飯食らい「箸」を選ばず

ある目的を果たすためには、方法や手段などを問わないこと

「箸」が転んでもおかしい

日常のなんでもない出来事にもおかしがる年頃。特に、女性の十五、六歳の年頃をいう。

「箸」と主とは太いがよい

箸は太くて丈夫なのがよく、人に仕えるなら頼りがいのある主人がよい。

「箸」にも棒にもかからぬ

どうにもこうにも手がつけられず、取り扱いに困ること。

うまい飯なら「箸」をおかぬ

好きなよい仕事なら、誰もやめるものはいない。

「箸」にすたらぬ病人

病気であるのに、食欲だけ旺盛な人。

「箸」を持たぬ乞食

全然何も無いこと。

石臼を「箸」に刺す

どうしてもできないこと。無理なことを言うたとえ。

「箸」に当たり棒に当たる

腹を立てて、方々の見境なく当り散らすこと。

「箸」より重いものを持たない

裕福な家に生まれ、何不自由なく育ち、働いたことがない。

「箸」を付ける

食べようとして、物に箸をあてること。食べ始めること。

男と「箸」は固きが良し

男は丈夫で、実直にかぎるということ。

「箸」に虹梁(こうりょう)

二つのものが、比べものにならないほどの差があること。

「箸」に目鼻を付けても男は男

たとえひどくやせていても男は男で、みな相応に対応しなければならないこと。

「箸」の上げ下ろし

日常のささいな一挙一動のこと。

膳部揃うて「箸」を取れ

せっかちに食べ始めることへのいましめ。また、物事は準備が整うのを待ってから始めよ、といういましめ。

「箸」折り屈みの兄弟

深い縁で結ばれている二人の兄弟のたとえ。

「箸」で銜(くく)めるよう

相手がよく理解できるように、懇切丁寧に教える様子。

「箸」を休める

食べている途中で休むこと。

「箸」を取る

食事を食べ始めること。