うるしの桶は、うるしを保管するための大事な道具です
皆さんこんにちは。今日も暑いですね。輪島は今年初の猛暑日が予想されています。夏バテしないように、体調管理には気をつけましょうね!
では今日の話しです。今回は、うるしの桶についてです。
岩多箸店では、うるしを購入する時は桶単位です。このひと桶は一貫目で約3.75Kgです。
うるしは、空気中の水分により固まろうとする性質があります。よって、空気に触れないように保存しなければなりません。
そこで考えられたのが、紙製の桶と油がついた紙です。
うるしの桶は、紙製とは言っても、撥水性を高めるために柿渋を塗ってあるんですよ。
この桶にうるしを入れ、丈夫な油のついた紙で蓋をします。
この時にできるわずかな隙間でも、うるしは固まってしまうので、白いプラスチックの棒状のもので密閉します。
この輪っか、密着させるようにセットするのは、意外と難しいんです!
細心の注意を払って、今日もうるしを使ってます。
岩多箸店の代表です。
輪島で生まれ、小・中・高まで輪島で過ごし、その時に箸製造の手伝いを経験し、すべての工程を学びました。
金沢大学に進学し、経済学を学び、卒業後北陸銀行に入行。たくさんの方々と出会い、かわいがってもらいました。
16年勤務後、輪島に戻り箸製造の手伝いを始め、先代から経営を引き継ぎ、現在に至ります。
生まれ育ち大好きな輪島から、お箸を熟知して、私たちが作った自慢のお箸を皆様にぜひ使っていただきたいと思います。