輪島ふぐのロゴが入ったお箸ができるまでを、始めから紹介します
皆さんこんにちは。
朝方の土砂降りも上がり、今の輪島はいい天気です。
昨日梅雨明けもしたし、これから暑くなりそうです。
工場のツバメがいよいよ飛ぶ練習を始めました。
5メートルほどですが、巣と棚を行ったり来たり。
もうすぐ旅立ちですね。寂しくなりますが、嬉しい!
では今日の話しです。
今回は、オリジナルデザインのお箸ができるまでについてです。
岩多箸店では、先日輪島ふぐのお箸を作りました。この時の話しです。
まず第一にやることとしては、デザインの版権の確認です。
もちろん、勝手に作ってはダメなんです。
輪島ふぐのロゴは、輪島市が作成したものなので、輪島市に使用を承認してもらわなければなりません。
なぜ輪島市が「輪島ふぐ」を推しているかというと、輪島市は天然物のふぐの漁獲量が日本一なんです。
平成23年~27年まで5年連続、平成29年と市町村別漁獲高で1位になってます。
日本一は、有名な下関市ではないんです!
輪島市にいる私でも知らなかったことでしたが、近年ブランド化して積極的にアピールしてるんですよ。
ロゴの使用を承認してもらうため、輪島市観光課と交渉を開始しました。
同時に、輪島ふぐの版の作成も開始しました。
しばらくして、輪島市観光課の内諾を得て、試作のお箸を作成。
輪島市観光課に正式な書類とともに試作のお箸を提出しました。
お箸とともにストラップも作りたいとして!
検討後、正式に使用承認書が届きました。
これで、晴れて輪島ふぐのお箸とストラップの製作が可能となりました。
それで製作したのがこのお箸。かわいいでしょ!
これはストラップ。
輪島ふぐのお箸の商品化は、ざっとこんな感じの流れです。
輪島ふぐをPRするためにも、これから売り出すぞ!
岩多箸店の代表です。
輪島で生まれ、小・中・高まで輪島で過ごし、その時に箸製造の手伝いを経験し、すべての工程を学びました。
金沢大学に進学し、経済学を学び、卒業後北陸銀行に入行。たくさんの方々と出会い、かわいがってもらいました。
16年勤務後、輪島に戻り箸製造の手伝いを始め、先代から経営を引き継ぎ、現在に至ります。
生まれ育ち大好きな輪島から、お箸を熟知して、私たちが作った自慢のお箸を皆様にぜひ使っていただきたいと思います。