お箸にうるしでラインを入れるのは機械の仕事です
皆さんこんにちは。今日の輪島は、朝方からの雨が上がり、今は晴れてます。久しぶり!
工場のツバメのヒナたちが大きくなってきました。羽も黒くなり始めてます。また、エサをもらうため、大きな声で元気よく鳴いてます。つい先日まで、卵から孵ったか心配していたのがウソのよう!
では本日の作業から。
今日は、お箸に色うるしでラインを入れました。写真は黒の乾漆のお箸に赤のうるしでラインを入れているところ。
原理としては、赤のうるしをローラーに通して均一にし、そのローラーの間にお箸を入れて回せば、綺麗にラインが入ります。
乾漆のお箸は、表面がザラザラなので、うるしのラインを入れるのが難しいんですよ!
この手板には64膳のお箸を立てることができます。
まだ作業を始めてから少ししか時間が経っていないので、棚はこんな感じ。
この棚がいっぱいになったら、今日の作業は終わりです。まだまだ先は長い!
岩多箸店の代表です。
輪島で生まれ、小・中・高まで輪島で過ごし、その時に箸製造の手伝いを経験し、すべての工程を学びました。
金沢大学に進学し、経済学を学び、卒業後北陸銀行に入行。たくさんの方々と出会い、かわいがってもらいました。
16年勤務後、輪島に戻り箸製造の手伝いを始め、先代から経営を引き継ぎ、現在に至ります。
生まれ育ち大好きな輪島から、お箸を熟知して、私たちが作った自慢のお箸を皆様にぜひ使っていただきたいと思います。