お骨拾いのお箸は1膳のなかで長さも種類も違うのだ。
お久しぶりのブログになってしまいましたが、週末に実家の祖父が亡くなり、昨日無事葬儀を終えることができました。
こんなご時世ですので家族葬だったのですが、思ったよりもたくさんの方がお参りにきてくださりありがたかったです。葬儀場もコロナ関係からソーシャルディスタンスで間をあけた席の配置になっていました。もちろん全員マスクです。お別れが辛くマスクも終始ぐじゅぐじゅ。。
いよいよお骨拾い。長いお箸が用意されています。
この世に生まれてお食い初めから、骨上げまで箸は関わってるんだなぁとお箸屋さんに嫁いで、そんなことを思いながら拾いました。
長いお箸なのは骨が熱いからだけじゃないんですよ!箸の長さも違うことに旦那さんが気付いて教えてくれましたが、さらに竹と木で一膳になっています。
意味は動揺し慌てて準備したからとか、食事用では良くないのでとか。いろいろ説があるみたいですが、ほかにもお供えするご飯にも箸を立てることがありますね。
日本独自の文化です。
コロナウイルスの関係でお見舞いがかなわずほぼ毎日写真の裏に手紙を書いて看護師さんにお願いして渡してもらったり、週末にはテレビ電話をお願いしたり大変お世話になったのですが、やっぱり会えないのは本人もこっちもつらいです。
お見舞いもやっと緩和されてきたところがありますね。
最後危篤状態になり個室にうつってから、家族みんなが集まりしばらくは意識もあったりしたので、みんなで見送ることができましたが、そんなふうにお別れできない方もこの数ヶ月たくさんいたと思います。
はやくこのコロナが落ち着いて会いたい人に会える、触れられる世の中になればいいですね。
じいが大好きだった輪島の海です。
岩多箸店の後継者(3代目)である貴之の妻 可菜(かな)です。サイト内ではお嫁かなちゃんで登場しています。
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