アマビエのお箸が出来るまでを始めの思いつきから紹介します
今回は、以前紹介させていただいたアマビエのお箸がどのように出来上がっていったかを話したいと思います。
ある日の新聞に、アマビエのお菓子の記事が載っていました。それを見た私は、甘エビが入ったお菓子って美味いのかなと思った程度で、勘違いしたまま記事もよく読みませんでした。
その後、アマビエのパネルの記事が出て、アマビエが疫病退散のご利益があると言われていることがわかりました。
そこで、まずは画像を探したんですが、やはり妖怪なので怖い!これじゃ箸には向かないなと考え、能登ヒバしおりを作りました。
出来上がったものを見て、これ、意外にいい感じと思い、可愛らしいアマビエをお嫁さんのかなちゃんにデザインしてもらい、キーホルダーが出来ました。
これにライバル心を燃やした職人が、自分で描いたアマビエのデザインを持ってきて、これで箸を作ろう!と提案してきました。
デザインを少し手直しはしましたが、これでお箸を作りました。
写真は出来た順にならんでます。新聞で初めてアマビエを知ってからこの間わずか二週間。
たくさんのオリジナルのお箸を製作している岩多箸店ならではの話しでした。ちょっと自慢も入ったかな!
岩多箸店の代表です。
輪島で生まれ、小・中・高まで輪島で過ごし、その時に箸製造の手伝いを経験し、すべての工程を学びました。
金沢大学に進学し、経済学を学び、卒業後北陸銀行に入行。たくさんの方々と出会い、かわいがってもらいました。
16年勤務後、輪島に戻り箸製造の手伝いを始め、先代から経営を引き継ぎ、現在に至ります。
生まれ育ち大好きな輪島から、お箸を熟知して、私たちが作った自慢のお箸を皆様にぜひ使っていただきたいと思います。